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シャンプーとリンス | ||
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ワンコの肌は非常にデリケートです。洗い方などを誤ると皮膚・被毛のトラブルを招く可能性があります。 また、各トラブル対応と謳われているシャンプー・リンスも使い方を誤るとトラブルが悪化する可能性があります。 ◆ 頻度 健康な皮膚・被毛のワンコならシャンプー・リンスは月に1回を目安とします。 個体差により汚れ具合は異なりますが、洗い過ぎると、被毛や皮膚の油分を減少させ皮膚・被毛のトラブルを招く原因となりますのでご注意ください。 また、堅く絞ったオシボリなどで拭いてあげるだけでも随分と汚れが落とせます。シャンプーの回数を少なくすることができます。 ※生後3ヶ月未満のワンコや妊娠中のワンコ、病後のワンコなど、抵抗力が弱っている時のシャンプーは控えた方が良いでしょう。また、寒い時期のシャンプーはワンコが風邪を引く可能性があるので注意しましょう。 ◆ 水温 わんこの体温と同じ37〜39℃です。 これよりも高くても低くてもワンコに悪影響を与えてしまいます。 ◆ 手順 1.予めブラッシングし、浮き毛や毛玉を取り除きます。 2.顔から遠い部分より順にお湯をかけていきます。 しっかり皮膚までお湯を浸透させましょう。 3.必要ならば肛門嚢を絞ります。 4.ワンコ専用のシャンプーをよく泡立て、全身に染み込むように指の腹で揉むように洗います。 ゴムのブラシを使うと便利です。 5.シャンプーをよく洗い流しましょう。 シャンプーが残っていると皮膚・被毛のトラブルを招く原因となります。 6.ワンコ専用のリンスを使用します。 リンスはシャンプー後のpHを中和する働きがあります。指定されたリンスを必ず使用しましょう。 ※リンス不要のシャンプーも有ります。 7.リンスをよく洗い流しましょう。 リンスが残っていると皮膚・被毛のトラブルを招く原因となります。 8.乾いたタオルやドライヤーでしっかり乾かします。 地肌と毛の根元をしっかりと拭くことがポイントです。 ◆ シャンプー・リンス選び シャンプー・リンスは多種多様な種類がありますが、以下はpHに注目した記述内容になっています。 ◇pHとは: 水溶液中の水素イオンの濃度を表す単位です。pH7は中性、7より低い方を酸性、7より高い方をアルカリ性と呼びます。
●犬の皮膚のpHは6.2〜9.2 ●人の皮膚のpHは5.5〜6.5 最近CMなどで「弱酸性の石鹸類がお肌にやさしい」と言われているのは人の皮膚が弱酸性だからです。 ワンコの皮膚は人と比べpHがややアルカリ性に傾いています。 ◇pHとシャンプー・リンス: シャンプー・リンス終了後に皮膚・被毛のpHが同じ数値になることがダメージが少ないと言えるでしょう。 単純に考えると仕上がり後のpHが中性から弱アルカリ性となるシャンプー・リンスを選べばトラブルの発生が少なくなるはずです。 また、リンス使用の指定があるシャンプーは専用のリンスをご使用ください。pHや洗剤成分などを中和させる目的の場合があります。 ※仕上がりが弱酸性の物であっても予めトラブル回避の(成分などの)考慮がされているものであれば問題は無いと思います。また、健康な皮膚であれば元のpHに戻る力があります。 ◇トラブル原因とシャンプー・リンス:
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