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2008/03/12 16:01
薪ストーブ物語 その5
「斧」と言うと 危険・凶器・・・等々 悪いイメージが先行しませんか?
今回は薪割りに使う 「斧」 に関するちょっといい話です・・・
ここ一月程薪割りの日々が続いている店主@wan-1です。
薪割りには、[スエーデン製の斧] と [日本製の斧] の2本を使用しています。
◆スエーデン製の斧 (グレンスフォシュ)
グレンスフォシュ斧は、熟練職人さんが各々個人の責任において作り上げます。
職人の誇りとして作成者のイニシャルが刻印されています。
添付資料「斧の本」より
上記写真:
店主が使用している斧は向かって右端のおじさん作です。
作った職人さんの顔が分ると大切に使う気持ちが大きくなります。
『造ってくれてありがと~♪』
この「斧」・・・ 最近は品不足が続いている様です。
薪ストーブブームの影響でしょうか?
手作りの良さを維持するためにも大量生産はしないそうです。
◆和斧
一般的な和斧には頭部に3本と4本の筋が刻まれています。
3本筋はお神酒「ミキ」を表し、
4本筋は木の生育に必要な「地・水・陽・風 (四気(ヨキ))」*を表わします。
* :米、豆、大根、カブ等のお供え物説 / 四季説などもあります。
斧の事をヨキと呼ぶこともあるそうです・・・ 犬神家の一族 『ヨキ・コト・キク』
木を伐採する場合、山の中までお神酒など持っていくことが出来ないので
木の根元に「斧」を立て、山ノ神さまへの敬意とお礼をするためです。
余談1:
以前、台風22号直撃で敷地内の大きな桧が傾いてしまいました。
そのままでは危険なので造園屋さんに頼んで伐採する事に・・・
その時の話。
造園屋さん:『酒あるかぁ~?』
店主: 『エッ? Nさん仕事前に飲むの?』
造園屋さん:『ちがうヨ~ お供え!』
店主: 『チョット待てぇ~』
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ドタドタドタ (台所に走る店主)
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店主: 『料理酒しかないって!!』
造園屋さん:『料理酒でもいいよ~』 『気持ちが大切だからね~』
余談2:
この冬も沢山の薪を燃やしました。
出た灰は全て大切に保管しています。
約半分の量を昨日畑に撒いてきました。
灰はエライのです。 ⇒ コチラ
Tags: E995 / 薪ストーブ
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