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2012/01/13 16:28
5.知ったかぶり情報局
投稿: kame
「突発性前庭疾患」
Last update:2012/1/18
発症から約一ヶ月。
病名が確定し、容体も安定してきたので投稿することにしました。
同じ病にかかったワンコのご参考になれば幸いです。
出展:獣医師との会話/gooペットの情報など
(聞き間違いや勘違い等が含まれているかもしれません)
※ 当投稿は追記、変更する場合があります。
◆ももについて
1999年3月9日生まれ
ラブラドールレトリバー
35kg(ももに内緒で初公開)
病歴なし。
世界で一番可愛い
◆病名
病名は「突発性前庭疾患」。(正確には病名ではないかもしれませんが‥)
突然、何らかの原因で前庭(耳の奥)に異常が発生し、平衡感覚がおかしくなったり、脳神経異常を起こす。
主な症状として、真っ直ぐに歩けない、眼振(目が揺れる)、斜頸(頭が傾く)、嘔吐など。
それぞれ軽い場合や重い場合がある。
犬種に関係なく、高齢犬が多く発症。
予防策は無いらしい。
一週間前後で回復(歩ける)に向かうが、斜頸など後遺症が残る場合あり。
高齢犬の場合、コレがきっかけで寝たきりになったり、痴呆となる場合があるらしい。
再発の可能性あり。
この疾患となった原因を調べるためには全身麻酔による精密検査(MRI等)が必要で高齢犬にはリスクが高い。
また、腫瘍などと原因が判ったとしても手術はリスクが高く高齢犬は断念するケースが多いとのこと。
◆診断(ももの場合)
触診・エコー検査・血液検査・検便などを行い、これといった異常が無く、症状と合わせて「突発性前庭疾患」と診断された。
(血液検査で肝臓の値が悪かった(ストレスか?)が気にするほどではないとのこと 店主の肝臓よりもよほど健康)
高齢ということもあり原因調査は上記理由で中止とした。
これからはこの病と気長にジックリと付き合うこととなる。
実は直ぐに動物病院には行かなかった。
たまたま予備知識があり、すぐに「前庭疾患」と素人診断、安静と転倒防止、脱水対策などに努めた。
獣医師に見せたのは容体が安定した数日後。
※ 素人判断は大変危険です。直ぐに信頼出来る獣医師に相談しましょう。
◆治療方法
原因が判らないので対処療法となる。
安静が大切。
激しく転倒する(特に大型犬はダメージが大きい)場合があるので予防処置が必要。
誤嚥にも注意が必要。
ももの場合下痢に対する治療と点滴。
前庭疾患とは直接関係ないが肝臓の治療として投薬。
必ず良くなると信じること。
明るく元気に接すること。
‥も大切。
◆ももの症状(12月12日 ~ 12月20日頃)
[斜頸]
一番酷い時は右に40°位。
[右側に倒れる]
全体重(35kg)を右側に傾けて歩こうとするので右回りの小走りとなり、直ぐに倒れる。
倒れると一人では起き上がれず、パニック状態となる。
サポート無しではほとんど歩くことができず、サポートしても直進や左方向に進むことが難しい。
[下痢/便秘など]
少し血便が混ざった下痢。
嘔吐は無し。
治まった後に便秘となり、オシッコの回数も極端に少なくなる。
便秘は最高で5日間。オシッコは26時間出なかった(危険)。
[眼振など]
1秒に2往復程度の周期で左右に眼の揺れが断続的に見られた。
また、体が小刻みに震え、呼吸が激しくなる。
辛くてなかなか眠れない様子。
[食欲不振]
以前の1/5も食べれない状態が続いた。
(気持ち悪くて食べれなくなるらしい。)
少量だが水は飲んでくれた。
目に見えて筋肉が落ちる。
短時間に上記症状が次々と現れた。
◆ももの症状(12月28日)
回復の兆しが見え、安心した矢先に突然‥
1秒に1往復程度の周期で今度は上下に眼の揺れが断続的に続く。
左側に倒れる状態に。
一晩で落ち着いたが心配&ショック!
獣医師からはこれといった診断は無し。
◆経過 (一ヶ月過ぎて)
[斜頸]
日に日に良くなってきた。ほとんど気にならない時もある。
[右側に倒れる]
10日程でサポート無しでも歩けるようになったが、フラフラするので可能な限りハーネスでサポート。
ももは生まれつき後ろ足の状態があまり良くなかった。(泳ぐ時など後ろ足を使わない)
立ち上がる事が辛い年齢になってきた時期に今回の病。
これまでは筋肉をつけて何とかカバーしてきたが、寝たきりになることが怖く、無理をしない範囲でリハビリ散歩を開始した。
安静重視か? 筋肉重視か?
様子を見ながら歩くことに。
匂い嗅ぎは好きなだけ。(ボケ防止になりそうな気がする? ←個人意見です)
歩く速度はユックリ。
時間は短めだが少しずつ伸ばす。
クルマでの移動も様子を見ながら控えめに。
当初、排泄のための移動(外でしかできない仔なので大変)は腹部にバスタオルを回し二人がかりでサポートするが、とても支えきれない。支える側も何度も転倒しそうになる。急遽ハーネスを手作りし、随分と楽になった。
また、排泄の誘いに来れなくなったのでタイミングが分からず不必要に排泄移動をすることになった。
(記録を執っていたので多少は改善できたと思う)
[下痢/便秘など]
下痢は2日程で改善。後日、獣医師により手当て。
便秘や極端にオシッコの回数が少ない状態が続いてたが、以前の食事に戻り?改善された。
今はほぼ以前の回数・状態に戻ったと思う。
[眼振など]
徐々に改善、発症後数日で治まった 。
(12月28日の再発?が気がかりだが‥)
体の振るえや激しい呼吸も落ち着いてきた。
傍に居ると落ち着くようなので可能な限り付き添った。
「必ず良くなるヨ!」と言い聞かせる。
[食欲不振]
嗜好の強い物を 一欠片ずつ直接手で与えれば何とか食べる。‥が続くと食べなくなる。
本犬は食べたくて仕方ない様子。 ‥が、食べれなという状態が辛い。
手を変え品を変え食事の準備に1時間。食べさせるのに1時間かかることも度々。
様々な食材で冷蔵庫が華やかになる。
(沢山の差し入れありがとうございました♪)
リハビリ散歩に出かけるようになった頃から食べられるようになってきた。
鹿肉がきっかけになった様な気もする。
今はほぼ以前の食事(ドライフードベース) に戻り、以前より食欲がある位に。
魚を多めに与えるようになったかな。
~~ 1月10日 リハビリ散歩の様子 ~~
- 朝焼けの相模湾 -
- 表情が明るくなった -
Tags: ガンバレ高齢犬
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