薪ストーブ物語 その5




「斧」と言うと 危険・凶器・・・等々 悪いイメージが先行しませんか?

今回は薪割りに使う 「斧」 に関するちょっといい話です・・・




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ここ一月程薪割りの日々が続いている店主@wan-1です。

薪割りには、[スエーデン製の斧] と [日本製の斧] の2本を使用しています。




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◆スエーデン製の斧 (グレンスフォシュ)

グレンスフォシュ斧は、熟練職人さんが各々個人の責任において作り上げます。
職人の誇りとして作成者のイニシャルが刻印されています。

                                  添付資料「斧の本」より




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上記写真:
 店主が使用している斧は向かって右端のおじさん作です。

作った職人さんの顔が分ると大切に使う気持ちが大きくなります。
『造ってくれてありがと~♪』


この「斧」・・・ 最近は品不足が続いている様です。
薪ストーブブームの影響でしょうか?
手作りの良さを維持するためにも大量生産はしないそうです。


◆和斧

一般的な和斧には頭部に3本と4本の筋が刻まれています。
3本筋はお神酒「ミキ」を表し、
4本筋は木の生育に必要な「地・水・陽・風 (四気(ヨキ))」*を表わします。
 * :米、豆、大根、カブ等のお供え物説 / 四季説などもあります。

斧の事をヨキと呼ぶこともあるそうです・・・ 犬神家の一族 『ヨキ・コト・キク』


木を伐採する場合、山の中までお神酒など持っていくことが出来ないので
木の根元に「斧」を立て、山ノ神さまへの敬意とお礼をするためです。


余談1:
以前、台風22号直撃で敷地内の大きな桧が傾いてしまいました。
そのままでは危険なので造園屋さんに頼んで伐採する事に・・・
その時の話。

 造園屋さん:『酒あるかぁ~?』
 店主:    『エッ? Nさん仕事前に飲むの?』
 造園屋さん:『ちがうヨ~ お供え!』
 店主:    『チョット待てぇ~』
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          ドタドタドタ (台所に走る店主)
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 店主:    『料理酒しかないって!!』
 造園屋さん:『料理酒でもいいよ~』 『気持ちが大切だからね~』



余談2:
この冬も沢山の薪を燃やしました。
出た灰は全て大切に保管しています。
約半分の量を昨日に撒いてきました。

灰はエライのです。 ⇒ コチラ



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